iPhoneがグンと便利になるmacOS驚異の進化 MacからiPhoneのカメラ操作が可能に

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WWDC 2018でmacOS Mojaveを発表したAppleシニアバイスプレジデント、クレイグ・フェデリギ氏(筆者撮影)

アップルは6月4~8日に開催した世界開発者会議「WWDC 2018」で各種最新ソフトウエアを公開した。その基調講演の最後で紹介されたのが、Mac向けのソフトウエア「macOS Mojave(モハベ)」だ。

今回アップルより情報提供を受け、macOS Mojaveのパブリックベータ版のソフトウエアを試すことができたので、気になる新機能をお伝えする。

なお、ベータ版の各種ソフトウエアはApple Beta Software Programから試用登録が可能だ。アップルはバックアップを取ったうえで、サブとして使っているデバイスでの試用を勧めている。また開発中バージョンの初見であることから、秋の製品版のリリースまでに変更されている機能もある。

Zenを体現する、時を感じる自動整理のデスクトップ

macOS Mojaveの「Mojave」は、世界最高気温を記録したことがあるデスバレーなどを含む砂漠の名前から取っている。これまで、海、山岳と、カリフォルニアの景勝地をMac向けソフトウエアの名前として採用してきたが、今回は砂漠がテーマだ。

新OSのテーマとなっている砂漠の砂山の壁紙は、時間に合わせて4種類に変化を見せる(筆者撮影)

メインとなる壁紙は、おそらくデスバレーのものとみられる砂山が採用されているが、この壁紙には仕掛けがある。1枚だけ用意されたダイナミック壁紙は、時間帯に合わせて変化する。日が沈んでから明け方までの時間帯は夜の風景だが、日が出ると朝の写真に切り替わる。

いうなれば、時を感じるデスクトップだ。

全画面にアプリを広げているとわかりにくいが、時計を気にせず集中していても、なんとなく時間を察することはできる。もっとも、夜明けまで仕事をしていたくはないかもしれないが。

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