増収の大きな要因は、持分法適用会社だったJFE商事を昨年10月に完全子会社化したことだ。

今上半期の商社部門の売上高は8558億円。ここからJFEスチールとJFE商事のグループ内取引額(5297億円)を差し引くと、純粋な上乗せ額は3261億円となる。
つまり、前年同期比での増収額(2737億円)は、もっぱら商社部門の連結化によるものだったことがわかる。
今回、初めて発表された通期の業績見通しも、ピーク時にはほど遠いものだ。売上高3兆7000億円(前期比16%増)、営業利益1550億円(同3.8倍)と、前期比では大きく伸長する格好だが、5000億円の営業利益を叩き出していた2005~2007年度に比べると、まだまだ回復途上と言える。
中国鋼材がアジアに流出
各工程がリーマンショック前の水準まで稼働率を回復しているのに収益水準が回復しない理由は、輸出価格の低迷にある。
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