20代の愚痴「仕事がマンネリで嫌」への対処法

重要なのは「何をやるかよりも、誰とやるか」

「マンネリが嫌」というけれど、本当は…(イラスト:OCEANS)
30代~40代のビジネスパーソンは「個を活かしつつ、組織を強くする」というマネジメント課題に直面している。ときに先輩から梯子を外され、ときに同期から出し抜かれ、ときに経営陣の方針に戸惑わされる。しかし、最も自分の力不足を感じるのは、「後輩の育成」ではないでしょうか。20代の会社の若造に「もう辞めます」「やる気がでません」「僕らの世代とは違うんで」と言われてしまったときに、あなたならどうしますか。ものわかりのいい上司になりたいのに、なれない。そんなジレンマを解消するために、人材と組織のプロフェッショナルである曽和利光氏から「40代が20代と付き合うときの心得」を教えてもらいます。

人は慣れ親しんだことに囲まれていたい

今回のテーマは「相性」です。人事コンサルティングをさまざまな組織でしていると、常に出てくるのが「仕事のマンネリ化」という言葉です。人は新しいことをしていたい、同じことを繰り返すと飽きてきて別のことをしたくなる……ということです。

当記事は、『OCEANS』の提供記事です。元記事はこちら

確かにそういう側面が多少はあることは事実ですが、本当にみんな、新しいことばかりに手を出したいと思っているのでしょうか。むしろ、組織分析を奥深く進めていくと、表面的に言っていることとは違って、保守的な人間の本性が出てきます。そう、人は新しいことなんてしたくなく、なるべく慣れ親しんだことに囲まれているほうが快適なのです。コンフォートゾーン(自分にとって快適な領域)にいることを望む人のほうが多いのです。

それが証拠に、人は旅行から帰ると「やっぱり家が一番ね」と言いますし、毎晩違う店に行くのではなく、なじみのスナックに足を向けるものです。お笑いでも、吉本新喜劇に代表されるように、マンネリ化されたものをむしろ期待しながら「来るぞ、来るぞ……来た!笑」と満足していますよね。マンネリは愛されこそすれ、嫌なことではないのです。

次ページ「何をやるのではなく、誰とやるか」に原因がある
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 財新
  • 今見るべきネット配信番組
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT