「怪しい投資話」と「健康話」の7つの共通点

なぜ簡単に「うまく行く」と考えてしまうのか

「怪しい投資話」と「健康話」には、多くの共通点があるのかもしれない(写真:tkc-taka/ PIXTA)

ネットで読めるさまざまなコラムを見ていると、おカネと健康に関する話題は非常に関心が高く、つねに多くの人に読まれていることがわかります。これは別にネットに限らず、書籍でもこの2つのジャンルは根強い人気があるようです。私は投資や資産運用については自分の専門分野ですが、健康についてはまったくの素人です。ところがその素人が読んでも「これは本当かな?」と首をかしげるような健康関連の記事を見ることがあります。投資の分野となれば、なおさらです。

おカネと健康についての「共通点」とは?

これは私がつねに言っていることですが、どうもおカネと健康については共通点がたくさんあるようです。主なものは以下の5つです。

1.どちらもとても大切なもので、誰もがそれを手に入れようと必死になる
2.本来は手段でありながら、往々にして目的と化す
3.どちらも死んでしまっては役に立たない
4.両分野も専門家らしき人がいて発言しているが、いい加減なものも多い
5.誰もが不安を持っているので、それにつけこむ商売が後を絶たない

これら5つの共通点はすべてそのとおりだと思いますが、もう一歩踏み込んで、私が考える最も大きな共通点は2つあると思います。足せば共通点は7つになるかもしれません。まずそのひとつは「どちらも唯一絶対正しい方法というのはなく、答えは人によって異なる」ということです。

健康で言えば、その人の体質などによって健康法も「合う、合わない」があるはずです。おカネについて言うと、保有資産額やリスク許容度、性格などによってどういう運用が最適かということは人によって違うのが当たり前です。ところが多くの人は「この方法が一番いい」という普遍的な答えを求めたがります。

そして2つ目は、どちらも「手っ取り早く成果を出す方法はない」ということです。投資で言えば、短期間で大儲けしようと思うと、それなりに大きなリスクを取らなければなりません。大きなリスクを取るということは大きな損も覚悟するということですから、「これさえやれば確実に手っ取り早く利益を上げられる」、という方法などありません。健康についても時間をかけてゆっくりと食習慣を改善したり運動を続けたりすることで健康体が維持できるわけで、こちらも手っ取り早く健康になることは難しいでしょう。

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