ホンダ「ジェイド」大刷新のどこか残念な理由

2列5人乗り追加もミニバンの魅力は薄いまま

人気がないのはなぜでしょうか(記者撮影)

登場以来最大のマイナーチェンジ

ホンダが乗用車「ジェイド(JADE)」に2015年2月の登場以来で最大ともいえるマイナーチェンジ(一部改良)を施し、明日5月18日に発売する。

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「乗用車」とあえて表現したのには意味がある。ジェイドは3列シートで最大6人乗車を可能にした「ミニバン」専用車としてこれまで販売されてきた。それは継続してラインナップしつつ、新たに2列シートで最大5人乗りの仕様が追加設定される。つまり、ミニバン兼ステーションワゴンという車種に生まれ変わるのだ。

新型ジェイドのパワートレーンは排気量1.5リッターのターボエンジンと、同1.5リッター自然吸気ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド仕様の2タイプ。スポーティな「RS」を頂点に、「X」「G」といったグレードが用意される。

マイチェンに際してフロントまわりを中心としたデザインの変更や、走りにかかわる機能・性能の向上、安全運転支援システム「ホンダセンシング」の機能充実なども施した。車両本体は239万~308万円台の価格設定だ。

ジェイドは背の低いミニバンである、ホンダの3・4代目「オデッセイ」(2003~2013年)と「ストリーム」(2000~2014年)の流れをくんでいる。オデッセイが5代目で車高を大きく上げてそれまでとは方向性を変え、ストリームが廃止された中で、実質的な後継車として登場した。独自の低床プラットフォームにより、全高をタワーパーキング対応ギリギリといわれる1550mmよりもさらに低い1530~1540mmに抑えた低く流れるようなスタイリングが特徴だ。ちなみに全長は4660mm、全幅は1775mmである。

低重心を生かし、「NSX」や「シビックタイプR」「S660」などのスポーツカーの開発で培ったホンダならではのノウハウを生かした、元気のあるジェイドの走行性能は、モータージャーナリストや自動車評論家の評価も高い。多人数乗車ができるのが売りだといえる。

次ページ発売当初に掲げた目標もクリアできず…
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