フェイスブックの「出会い系」は何が違うのか

「デート機能」で目指すものとは?

基調講演でのマーク・ザッカーバーグCEO(筆者撮影)

フェイスブックはカリフォルニア州サンノゼで5月1~2日にわたり、開発者イベント「F8 2018」を開催した。初日の基調講演で、マーク・ザッカーバーグCEOは数々の新機能とともに、渦中のプライバシー問題、フェイクニュースの問題への対処について語った。

フェイスブックの最近の開発者会議の基調講演では、10年間のロードマップを示してから各論に入る。しかし今回は冒頭から、昨今のプライバシー問題とフェイクニュースの問題を採り上げ、批判的な報道のコラージュを見せた。

先に行われた議会証言でも、ロシアの選挙活動への関与に関して、察知が遅れたことを認めており、人工知能を生かしたツールによって偽のアカウントや情報を検出するツールを導入し、成果を挙げているという。こうしたツールはテロ組織の情報検出にも活用されており、同社によると数百万のフェイクアカウントと、99%のテロ組織からの情報の排除を実現しているという。

「意味のある場」へと改修をする

こうした問題を解決しながら、3年かけて「意味のある場」へとフェイスブックを改修することを宣言した。

フェイスブックは、ある意味で、最高のプレゼンテーションの場を逃したかもしれない。注目されていたプライバシー問題について、期待されたほど大きな発表や具体策を披露したとは言えなかったからだ。

同社が発表した履歴の消去機能である「クリア・ヒストリー」機能についても、フェイスブック内のデータではなく、フェイスブック外のウェブやアプリで収集する情報の削除と、保存機能の無効化だ。しかもプレゼンテーションでも「体験が損なわれる」点も指摘し、本望ではないことをにじませた。

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