開幕1カ月、西武の独走支える強力打線の存在

プロ野球解説者「礒部公一連載コラム」第一弾

もちろん、実績があるからこその“風”ではあります。敬称略で失礼しますが、秋山、栗山、浅村、中村に加え、昨年一年で経験を積んだ源田、山川、外崎の存在が打線に厚みをさらに増している。特に昨季パ・リーグ新人王の源田をはじめ、昨年一軍での活躍が目立った山川・外崎の3人はそろって3人ともが、「2年目のジンクス」をみじんも感じさせず、コンスタントにここまでの試合で成績を残しています。

プロ野球においての「2年目のジンクス」というのは、もしかしたらビジネスにも同じことが言えるのかもしれません。1年目に活躍をしたという実績から「やらなきゃいけない」と自らにプレッシャーをかけて自滅してしまうことに加えて、活躍すれば相手チームからのマークも徹底される。この2つが重なって成績を出せなくなってしまうんですね。

しかし、源田や若手の山川、外崎には技術と元気があります。そう、この3人、“元気”という言葉がピッタリなんですよね!

チーム全員が状況判断できている西武

それから、これらの選手だけでなく、チーム全員それぞれが「自分が今、何をしなければいけないのか」という課題を明確に見据えているという冷静さを兼ね備えているということ=状況判断ができているということを、忘れてはいけません。

状況判断というのがあらゆるシーンに応用されるのは、読者の皆さんもご存じだと思います。

こと今の西武に例えると、“ヒットが出なくても1点が取れる”。

たとえばこうです。

①秋山が四球で出塁後、盗塁
②源田 送りバント
③浅村 犠牲フライ

簡単な例えですが、プロ野球選手というものは、バッターボックスに入ったら誰でもヒットを打ちたい。だって、プロですから!

しかし、今の西武は自己犠牲を払ってでも1点を取るために、送りバントや犠牲フライを選ぶことができる。つまりチームのために貢献する覚悟がある。

このようなケースに応じた状況判断打撃ができているから、昨年にも増して得点力がアップしているんです。

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