今年の日本株は「5月に買え」かもしれない

米国の格言「セルインメイ」はあてはまるのか

日本株は米国にどうしても影響を受ける。例年は「セルインメイ」(5月に売れ)と言われるが、今年はどうなるか(写真:ロイター)

日本株の先行きについて、ちょっと強気になってみたい。日経平均株価が戻ってきたといっても2万2000円台では、なかなかそんな気にもなれないかもしれない。だが、案外、夏ごろまでの大きなラウンドがあるかもしれない。実際のところ、市場に見逃せない出来事や見方が現れていることも事実である。

外国人の買いは6月まで続く?それとも相場は崩れる?

まず、最初に挙げられるべきは日本株の相場に最大の影響を与える外国人投資家の「市場復帰」だ。東京証券取引所によると、海外投資家は3月第4週、4月第1~3週と4週連続して日本株を買い越している。1月第2週からずっと売り越し、累計3兆1000億円もの売り越しを記録した投資家が買い越しに転換している。これは大きな需給関係変化の兆しといっていい。

実は、外国人は2001年以降、毎年4月になると日本株を買い越してきた経緯がある。しかも、それが5月~6月まで継続することが多かった。2013年、実に4兆7000億円買い越したアベノミクス相場初期のケースを筆頭に、過去13年間で6回、この4~6月に継続して買い越した記録が残っている。機関投資家の年間運用で考えると、4~6月は第2四半期に相当し、6月は中間期末となる。高い成果を確保するため、運用に熱が入りやすい時期ということだ。

ここで、注意すべきは「セルインメイ」というウォール街の言葉かもしれない。これは株価の季節習性に基づいた相場格言であり、「5月には売り抜けろ。秋まで市場に戻ってくるな」という意味だ。そのころになると米国株には売り物が出て相場が変調をきたし、それが日本株にも影響する、と警戒する声は日本の市場でも多い。

しかし、果たして今年の5月もそうなるだろうか。

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