2017年ワイン生産量は過去60年で最低だった

欧州の悪天候が影響

 4月24日、国際ブドウ・ワイン機構(OIV)が発表した統計によると、2017年は、世界のワイン生産量が過去60年で最低となった。悪天候で欧州連合(EU)域内の生産量が減少した。写真は2月ロンドンで撮影(2018年 ロイター/Peter Summers)

[パリ 24日 ロイター] - 国際ブドウ・ワイン機構(OIV)が24日に発表した統計によると、2017年は、世界のワイン生産量が過去60年で最低となった。悪天候で欧州連合(EU)域内の生産量が減少した。

昨年のワイン生産量は2億5000万ヘクトリットル(1ヘクトリットルは100リットル)で前年比8.6%減。これは、1957年の1億7380万ヘクトリットル以来最低となる。

悪天候のため、EUの上位生産国がすべて打撃を受け、域内全体の生産量は前年比14.6%減の1億4100万ヘクトリットルとなった。国別では、イタリアの生産量が17%減の4250万ヘクトリットル、フランスが19%減の3670万ヘクトリットル、スペインが

20%減の3210万ヘクトリットルだった。

フランス政府は昨年、春霜や干ばつ、嵐などの悪天候が続いてボルドーやシャンパーニュなど主要な産地が影響を受け、ワイン生産量は過去最低となったと発表していた。

米国と中国は横ばい

一方、生産第4位の米国と7位の中国は、ほぼ横ばいだった。

中南米はまちまちで、アルゼンチンがきわめて生産の少なかった昨年から25%増、チリは6%減だった。

世界のワイン消費量は2億4300万ヘクトリットルで前年比1.8%増、首位は米国の3260万ヘクトリットルだった。2位はフランスの2700万ヘクトリットル。

中国の消費量は3年連続の大幅増で、17年は前年比3.5%増の1790万ヘクトリットルだった。

輸出量ではスペインが首位で世界の市場シェアは20.5%。輸出金額の首位はフランスの90億ユーロ(110億ドル)だった。

世界の総輸出量は1億0790万ヘクトリットルと前年比3.8%増、金額では300億ユーロで前年比5.1%増だった。

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
ホテル爆増<br>熱狂の開業ラッシュ

2017〜20年で大都市のホテル客室数は3割以上の増加。ただし、ビジネスホテルなどの宿泊特化型に偏っており、供給過剰と競争激化の懸念も。業界は持続的に成長できるのか。