営業と詐欺のあいだ 坂口孝則著
著者は大手メーカーのバイヤー。すぐれたセールスマンはお客から「いい人」に見られ、彼らが伝えることは「メリット」「信頼」「価格」の三つだけ。「デブ・貧乏(破産)・アルコール依存症」などの不幸を経験した人の商品が売れるのは、いつの時代も人生の逆転劇は求心力を持つからなどなど、占い師やコンサルタントに至るまでさまざまな商品売買を取り上げ、その背後に隠れているセールステクニックを解説している。
最初は良心からはじまっているセールスでも、売れることにこだわるあまりグレーゾーンを越えることもある。営業と詐欺は紙一重。善良な市民はみな潜在的詐欺被害者と注意を促し一方で、売買の面白さも語っている。
幻冬舎新書 777円
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