早稲田と慶応 名門私大の栄光と影 橘木俊詔著
政界、財界、マスコミ、文壇、どの世界をとっても早稲田と慶応の出身者が圧倒的に多い。その理由を「格差社会」「お金持ち研究」でお馴染みの経済学者が分析する。
実学の尊重と塾員の結びつきに秀でる慶応。かたや、個性尊重と反骨精神を大事にする早稲田。こうした校風の違いは、創設者である福沢諭吉と大隈重信の建学精神の結実であり、その教育方針が脈々と受け継がれてきた経緯を明らかにしながら、国立大の後塵を拝してきた両校が戦後躍進した理由に迫る。
そこから、名門校とそうでない大学との差を分析し、少子化時代を迎え生き残りをかける大学経営の在り方、さらには学生の学び方をも模索、考察している。
講談社現代新書 756円
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