ここからは、競馬予想のコーナーだ。
以前に、本連載で、「生命保険は損な賭け」だから、特に新入社員は入らなくていいと書いたら、「損な賭け」を批判している人が、同じ原稿で競馬の予想を書いているとは笑える、という趣旨のコメントを複数頂いた。記事を書いた本人も良い指摘だと膝を打ち、大いに笑った。
競馬ももちろん「損な賭け」の一つだ。基本的に儲かるものではないので、筆者の予想など信用しないで、今回も笑い飛ばしてほしい。
読売マイラーズカップを予想
さて、週末は、桜花賞、皐月賞とG1レースが続いた後のひと休み的な週になる。フローラステークス(G2)とマイラーズカップ(G2)のどちらを取り上げるかに迷ったが、今回の記事のテーマが「女難」だったので、若い牝馬の戦いである前者を避けて、古馬の別定重量のマイル戦である読売マイラーズカップを予想することにした。
1番人気かもしれないので個人的には少し気が進まない面があるが、やはりエアスピネルを本命に採るべきだろう。
前走のマイルチャンピオンシップ(G1)はやや早仕掛けの分ゴール前でペルシアンナイトに差されて2着だったが、内容的には勝ちに等しいレースぶりだった。開幕週の速い馬場に対応できる持ちタイムもある。同レースの半馬身差3着のサングレーザーの直線の伸びも目立ったが、今回、エアスピネルとは斤量関係が逆転(サングレーザーは前回56キロで今回57キロ。エアスピネルは逆)しており、エアスピネルを中心と見るべきだろう。
対抗は、速い馬場が合いそうで鞍上にクリストフ・ルメール騎手を配したモズアスコット、単穴にサングレーザー、以下ブラックムーンとロジクライを押さえる。
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