ネットフリックスがカンヌに出品しないワケ

劇場公開を拒否したため主催者が参加を禁止

 4月11日、米動画配信サービス大手「ネットフリックス」は、5月にフランスで開催されるカンヌ映画祭に作品を出品しないと明らかにした。同社が作品の劇場公開を拒否したため、映画祭主催者側がネットフリックス作品のコンペティション部門への参加を禁止した(2018年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[ロサンゼルス 11日 ロイター] - 米動画配信サービス大手「ネットフリックス」は11日、5月にフランスで開催されるカンヌ映画祭に作品を出品しないと明らかにした。同社が作品の劇場公開を拒否したため、映画祭主催者側がネットフリックス作品のコンペティション部門への参加を禁止した。

ルール変更によってカンヌへの参加は無意味になった

ネットフリックスのチーフ・コンテント・オフィサー(CCO)であるテッド・サランドス氏は米誌バラエティーとのインタビューで、ルール変更によってカンヌへの参加は無意味になったとし、コンペティション以外で参加するつもりはないと語った。

同氏は「われわれの作品をすべての他の映画会社と同様に公平に扱ってほしい。このままいくと、われわれの作品や製作者が失礼な扱いを受ける恐れがある」と述べた。

映画祭のディレクター、ティエリー・フレモー氏は先月、ネットフリックスはフランスでの映画館上映を拒否したため、コンペティション参加は認められないと述べていた。ただ、公式なコンペ部門以外での上映は認められる可能性があるとしていた。

ネットフリックスは2018年に80本のオリジナル作品を公開する予定で、世界中に1億0900万人のストリーミング会員がいる。「ブライト」など数本の作品を少数の映画館で上映したことがあるが、多くの映画チェーンは、公開と同時にストリーミング配信されるためネットフリックス作品の上映を拒否している。

大手の映画会社が製作した映画は、一般に約3カ月は映画館のみでで公開される。

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