「ぐにゃり折れ曲がるiPhone」は誕生するのか

特許情報の分析によって分かることは多い

ここで元に戻ってみて、先程のアップル特許に対して、アップル自身が単なるアイデア特許ではなく、継続して出願しているかどうかを確認してみよう。

先程の図3を確認してみると、アップルも昨年の公開特許で、「Flexible Device With Decoupled Display Layers」というわかりやすいタイトルがつけられた出願がされており、内容を見てみると、図6に示すように、画面がぐにゃりと折れ曲がったスマートフォンが開示されている。

図6 アップル公開特許(US20170092892)

また、この特許では、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイだけでなく、次世代のディスプレイ技術であるmicroLEDの利用も想定されているようだ。

ただし、デザインに関する知的財産権である意匠権については確認できなかった。

第3位のLGエレクトロニクスは?

次に、スマートフォンで世界シェア第3位のLGエレクトロニクスは、特許を出しているのだろうか。

先程の図3を確認してみると、LGエレクトロニクスも特許で、「Portable electronic device and control method thereof」というタイトルで出願をしており、内容を見てみると、図7に示すように、まさに、画面がぐにゃりと曲がる、「折れ曲がるスマートフォン」が開示されている。LGも「折れ曲がるスマートフォン」の開発をしているようだ。

図7 LG公開特許(US20160026219)

次に、特許情報を離れ、マーケティング情報を使って検討してみよう。

次ページマーケティング情報から予測すると?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 看取り士という仕事
  • コロナショックの大波紋
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
先陣切った米国の生産再開<br>透けるトヨタの“深謀遠慮”

米国でトヨタ自動車が約50日ぶりに5月11日から現地生産を再開しました。いち早く操業再開に踏み切った背景にあるのが、日本の国内工場と米トランプ政権への配慮。ドル箱の米国市場も国内生産も守りたい巨大グローバル企業の深謀遠慮が垣間見えます。