「ぐにゃり折れ曲がるiPhone」は誕生するのか 特許情報の分析によって分かることは多い
そもそも、新技術の大半が既存技術を基礎とする「組み合せ」であり、その組み合せに利用された技術、言い換えるなら他社に引用される技術は、まさに「基礎技術」といえる。すなわち、「他社が基礎にした技術(≒特許)」を見ることで「他社がその技術(≒特許)に注目している」かどうかを確認することが可能となる。
アップルの特許はどうなっているのか?
トレンドを見るうえで、2010年以降の出願に着目し、「Flexible Displays」というキーワードで調査を行い、アップルが出願した中から興味深いものをピックアップしてみた。
そうすると、2011年に出願されたもので、2015年に米国で登録となり、日本でも昨年登録になった「フレキシブル電子デバイス」という発明が特定された。
この特許は、「ディスプレイやハウジングおよび内部パーツが柔軟であり変形可能」とされており、画面がコンニャクのように曲がる、「折れ曲がるスマートフォン」が開示されている。
次に、「他社が上記アップル特許に注目している」かどうかを確認してみよう。このアップルの特許に対して、他社がどれだけ注目しているか。
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