――アシックスはシューズについては世界的に強いものの、ウエアは必ずしも強くない。今後、世界3位を目指す中で、ウエアについてM&A(買収)を行う可能性は?
それはずっと考えている。ただ、アシックスブランドでウエアを強化しようとしているのに、買収したブランドがバッティングするようではまずい。M&Aに使うおカネがあったら、アシックスブランドそのものを強化するために投入するという考え方もある。
たとえば、先ほど名前を挙げた上席執行役員のジョン・モレンジャーは、ナイキを経て、プーマでプロダクトのトップをやっていた。彼をヘッドハントしたことは「人」に対する投資であり、人に対してM&Aをやったようなものだ。
もちろん、他のブランドを買う戦略もあるが、M&Aできるブランドがなかなか見つからないのも事実。それならば、そうした資金を人材採用に投入してもいい。
(撮影:大澤 誠)
