ダルビッシュはかっこよく"ヨコ展開"できる アシックス尾山社長が語る「世界3位」への戦略

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

――アシックスはシューズについては世界的に強いものの、ウエアは必ずしも強くない。今後、世界3位を目指す中で、ウエアについてM&A(買収)を行う可能性は?

それはずっと考えている。ただ、アシックスブランドでウエアを強化しようとしているのに、買収したブランドがバッティングするようではまずい。M&Aに使うおカネがあったら、アシックスブランドそのものを強化するために投入するという考え方もある。

たとえば、先ほど名前を挙げた上席執行役員のジョン・モレンジャーは、ナイキを経て、プーマでプロダクトのトップをやっていた。彼をヘッドハントしたことは「人」に対する投資であり、人に対してM&Aをやったようなものだ。

もちろん、他のブランドを買う戦略もあるが、M&Aできるブランドがなかなか見つからないのも事実。それならば、そうした資金を人材採用に投入してもいい。

(撮影:大澤 誠)

大滝 俊一 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

おおたき しゅんいち / Shunichi Otaki

ここ数年はレジャー、スポーツ、紙パルプ、食品、新興市場銘柄などを担当。長野県長野高校、慶応大学法学部卒業。1987年東洋経済新報社入社。リーマンショック時に『株価四季報』編集長、東日本大震災時に『週刊東洋経済』編集長を務め、新「東洋経済オンライン」発足時は企業記事の編集・配信に従事。2017年4月に総務局へ異動し、四半世紀ぶりに記者・編集者としての仕事から解放された

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事