義母との同居を恩着せがましく言う男の末路 器が小さすぎる男に未来はない

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幼子たちが多感になる頃までには、あなたの夫は父親らしくなっていると期待できますか? 私は彼は経済的にもますますあなたに負担をかけ、その無責任さは存在するだけで、子どもたちにもマイナスに働くと思いますが、そのような父親でもその不在は不憫ですか?少なくとも、子どもたちは、こんな無責任で破滅型の父親でも、世間体を考えればいる方がましだと考えるような人間に育てるべきではありません。

欠損家庭という失礼な言葉が、平気で使われた時代がありました。未成年の子がいて、両親のどちらかがいない家庭のことを言いました。物心両面で家族に迷惑をかけるだけの夫や妻がいる最悪の夫婦仲でも一つ屋根に暮らせば、「世間体」では欠損家庭でないことになります。シングル親で心豊かに子どもを育てている家庭の方が、ずっと完全(健全)家庭だと私は思うのですが。

しかも一方の親がどうしようもない破壊型なのに、この世間体を嫌って親の離婚に反対する子どもたちの話を時々耳にします。若い世代が、このような因習的な価値観に縛られ、中身より形式重視で生きようとしてどうするのだと問いたいです。他者をもその色眼鏡で判断することであり、類が友を呼んでつまらない人としか人間関係が築けなくなるものです。70代でもそのような人やグループを見ますが、近づきたくもない人たちですよ。

あなたの子どもさんたちを「本物の人物」に育てるのも薄っぺらにするのも、あなたの価値観と育て方次第です。まずあなたが形式主義に陥らないことが重要です。最低限の責任さえ果たさない父親は子どもが成長後も、物心両面で足を引っ張るだけなのです。子どもさんたちがまともに育てば、「そんな父親でもいるほうがまし」とは絶対に言いません。

夫君が責任を果たす時は「今です」

無条件で自分を信頼している子どもたちのあどけない顔やしぐさを毎日みて、自分が情けなくならない彼が異常でなくて誰が異常ですか。この子たちのために働く幸せを感じるのが普通なのです。子どもさんたちは成長するにつれて、カネ食い虫のようにおカネがかかります。子どもたちが幼児期に一生懸命働き、おカネを貯めねばならないのです。3人の子の父親が、借金返済にも足らないおカネしか入れないなんて、彼は今稼がずしていつ稼ぐのですか。

しかも親と住んでもらっているから何も言えないなどと、あなたもどうかしています。あなたと母上が、無責任で良心もない彼と一緒に住んでやっていたのです。このことが一番重要です。下手(したて)に出るべきではありません。

借金返済と同時に何がしかの生活費を入れると彼が言えば、まだ夫婦は継続できますか? それとは関係なく、人間的にもう受け入れられなくなっていますか? 子どもたちのためにもよく考えるべき相手だと思います。あなたと子どもたちが一蓮托生なのです。よく考えて判断なさるべきです。

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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