会社で「生き残る」のに必要な5つのスキル AIや自動化の波に飲まれないためには

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4. 多文化への対応力を高める

職場におけるダイバーシティという言葉には、性別や人種、宗教の多様性に留まらず、それぞれが持つユニークな経験や、それによってどのように個性が作られ、仕事上でどのように関わり合いを持つのかといった意味まで含まれるようになってきました。

こうした中、つねにスキルの取得に取り組んでいる人は、それまで経験したことのない状況や、多様な人たちと仕事をすることを恐れず、状況に応じて素早く的確に考え方を切り替え、環境に合ったアプローチを取ることができるという能力を有しています。

こうしたスキルは簡単には身に付きません。多文化にうまく対応できるようにするには、社員に新しい環境を与えてみることです。世界各国にオフィスがある企業なら、社員にいろいろなオフィスに行かせ、日ごろ接したことのない同僚とのコミュニケーションの機会を与えてみましょう。

共感力は継続的に磨くべき

5. 思いやりや配慮の気持ちを大切にする

オートメーションやAIの時代になっても欠かせないのが人間性です。結局のところ、機械のプログラムを組むのも、そこで収集された情報や分析をどのように業務に生かすのかを決めるのも人間だからです。生涯学習を続ける人には、生来、共感力が備わっています。対応力こそ成長のカギだからです。それ以外の人にとっては、共感力は学習によって習得するべきスキルです。

共感力は、あらゆる組織で継続的に磨くべきスキルです。オープンで互いを尊重した会話を通じてさまざまな偏見や意見の違いに対処することから始めるのも1つの方法です。自己発見トレーニングプログラムは自分がどんなパーソナリティを持つのかを見定め、他人を理解しようと努める前に、心理学の助けを借りて自分自身のことをもっと良く知ることに役立つものです。

生涯学習に取り組む人を称え、社員に高い志を持たせるような文化は、組織のトップが最優先に取り組んでこそ機能します。学習戦略を構築するにあたり、消費者がお気に入りのブランドに対して期待感を抱くように、社員もまた自分を雇用する会社に大いに期待していることを肝に銘じておくべきです。今、社員が切望しているのは、必要に応じて統合的な学習体験が個人のニーズに合わせて提供されることであり、組織にはそれを提供する責任があるのです。

クリス・スチュワート コーナーストーンオンデマンド グローバルクライアントサクセス担当バイスプレジデント

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Chris Stewart

コーナーストーンのクライアントサクセス戦略を担当。クライアント企業のレファレンス能力や人材のリテンションなどについて支援を行っている。

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