『出産と育児休職はその後のキャリアに影響する?』(34歳女性) 城繁幸の非エリートキャリア相談

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処方箋:『社風が新しい会社ほど女性は活躍できる』

 とはいえ、改革はまだまだ始まったばかりです。職務給がより一般化し、女性管理職の数が男性並みに増えるのは、まだ先の話でしょう。

 そういう意味では、あくまでキャリアアップを求めるのであれば、転職も一つの選択肢でしょう。

 まずは、現在の会社がどのような制度運用を行っているのか、その点を見極める必要があります。復職後、頑張りによっては従前のキャリアに復せるのか、それとも完全に主流を外れるのか。実際には、このあたりは会社によってかなり温度差が存在するので、まずは上司や人事部に確認してみるべきでしょう。

 新興企業や外資系企業の中には、積極的に女性を登用する企業が珍しくありません。たとえば、私のお付き合いのある中小企業さんでは、30代の女性部長を昨年度だけで4名登用されています。今後は労働力不足をカバーするために、従来型の日本企業も、間違いなくこれに追随するでしょう。

 いざ転職となった場合は、企業名にこだわらず、そういった企業を中心に活躍の場を探されることをおススメします。

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