ラーメン屋vs.マクドナルド エコノミストが読み解く日米の深層 竹中正治著
日本の食文化では味を追求する「ラーメン屋」を称える。こだわりを賛美する社会が、アニメやゲーム、漫画などで職人肌のクリエーターに活躍の場を提供し、独創的文化を育てた。一方でアメリカ人は食へのこだわりがなく、均一の味の「マクドナルド」で満足する。しかし、ビジネス力が優れるために、世界を席巻してしまう。
日米の社会をデータと経験を駆使して分析したエコノミストによる比較文化論。「大統領は希望を語り、首相は危機に悩む」「アメリカ人は討論を好み、日本人はブログを書く」など、その違いは多い。他者との比較によって日本の長所短所を見つめることが、よって立つ「軸足」の再構築につながると訴える。
新潮新書 714円
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