就活生は「落ちたら傷つくから…」を捨てよう 会社選びで「業界上位」を敬遠してはいけない
業界上位企業ほど、当然ながら入社難易度は高いものです。そのため、中には「無駄足になる」と敬遠する学生もいます。
しかし、企業への応募は大学受験と違って「無料」です。つまり、説明会に参加したり受験したりしても、交通費(人により宿泊費)以外の費用を心配することはありません。また、たとえ内定がとれなかったとしても、失うものは自分のプライド以外には見当たりません。
逆に、落ちたことから得られるものは多いはずです。自分の至らなかった点を顧みて、次の選考の糧にしてしまいましょう。
就活が自らの成長に繋がる
私は、「業界上位企業へ応募すること」と「入社後のモチベーション」には、深い繋がりがあると考えています。
業界上位企業に内定すれば、多くの人の中から選ばれたという想いが、入社後に遭遇するであろうさまざまな難題や困難を乗り越えるためのモチベーションに繋がります。
一方、業界上位企業の選考に落ちた学生でも、自分を受け入れてくれた企業に対する感謝の気持ちが生まれたり、その会社に「縁」があることを強く認識できるものです。こうした想いもまた、入社後の大切なモチベーションに繋がります。
こうした理由から、業界上位企業への応募はどんな人にとっても意味があることなのです。
今から本格的に就活を開始する学生にとって、最終的な入社先企業を決めるまでには、およそ100日間の時間があります。この期間は、物理的にはどんな学生にとっても同じ長さですが、人によってその密度が異なります。
大学受験では、最後の3カ月にラストスパートをかけたことによって、思ってもみなかった大学に合格できたという経験を持つ人も少なくないのではないでしょうか。
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