カプコン「モンハン4」快進撃の秘密(上)

どうしてシリーズを重ねるごとに売上本数が増加するのか?

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たとえば、モンハンの世界や登場人物、モンスターを描いたTシャツやメガネにとどまらず、ゲーム内のストーリーに登場する食べ物を模した「こんがり肉味ポップコーン」や「ポテトチップス こんがり肉味」「エナジードリンク味のグミ」といった飲食系まで、他業態とのコラボレーションを展開。前作のリリース後、どうしても次回作の発売までには時間が経ってしまう。その開発期間中にも、あらゆる場面を利用して話題を提供、ユーザーにソフトの存在を忘れられないように努めているのだ。

さらにモンハン独自の、特異な「マルチユース」の例が長野県信州渋温泉とのコラボだ。「モンハン渋の里」と称して、渋温泉内にゲームに登場するモンスターの口を模した湯口を設置したり、温泉街のなかにモンスターたちの実物大の足跡を残してみたりと、温泉郷ぐるみでモンスターハンターの世界を再現している。子どもは親が一緒でなければ来られないが、子どもにせがまれモンハンを知らない親が当地を訪れたのを機にゲームのファンになることもある。また、ゲームをしないパートナーを連れたカップルが遊びに来て、モンハンを始めることもある。

リアルイベントにも注力

ゲームは往々にしてゲームというバーチャルの世界で完結してしまうことが多いが、リアルな体験を積みことでゲームの世界観を感じ、そこからゲームに足を踏み入れるということもある。このようなイベントはコアなファンのためという側面とは別に、ゲーム人口の拡大にも寄与しているといえよう。

カプコンでは、今後もユーザー層の拡大を目指し、東京(10月20日)、名古屋(11月3日)、福岡(11月10日)、札幌(11月17日)、大阪(11月24日)の5都市で「モンスターハンターフェスタ’13」を実施。モンハングッズの販売に加え、タイムアタック大会を開催したり、無線通信で遊べる場を設けたりと、ユーザーもユーザーでない人も、そろってみんなで楽しめる場を提供する。

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