親知らず「抜けば小顔に」説の動かせない真実

歯並びに本当はどんな影響があるのか

本当に小顔になるケースとならないケースがあります(写真:ふじよ / PIXTA)

大人になってから口の一番奥に生えてくる親知らず。一番前から数えて8番目の歯です。虫歯にもなりやすく、抜いてしまっている読者も少なくないでしょう。

筆者は歯科医師として歯や口周りの情報を「ムシバラボ」というサイトで発信していますが、その中で紹介していることの1つが、親知らずの抜歯にかかわることです。

「親知らずを抜いたら小顔になるの?」「親知らずがほかの歯を押すと歯並びは悪くなるんでしょうか」

患者さんや友人などからこのような質問をよく受けます。この通説ははたして本当なのでしょうか。

まずは親知らずを抜くと小顔になるのか――。結論を言えば小顔になる場合はあります。ただし、ごくまれにという条件が付いてきます。それもパッと見てわかるほどの変化が現れる人は、ごくごくまれです。

小顔になる可能性がある人の特徴

親知らずを抜くと小顔になる可能性のある人の特徴は次の3つです。

(1)顎(えら)がはっている

歯が無くなると歯を支えている骨も痩せてきます。下の親知らずは、ちょうど顎のエラに近い部分にあるため、親知らずを抜くとエラの前の部分の骨が痩せて小顔になる可能性があります。

(2)頬骨がはっている

上の親知らずの位置は頬骨の下にあります。親知らずを抜歯することによって頬骨の下の辺りが痩せて小顔になる可能性があります。

(3)顎の筋肉がはっている

まっすぐ生えている親知らずを抜歯すると一番奥に噛む力が伝わらなくなり、筋肉が痩せ、小顔になる可能性があります。

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