メキシコ、軍用ヘリ墜落で13人死亡の大惨事 内相らが搭乗、地震被害視察後の着陸に失敗
当局者らが遺体を引き渡すと、事故現場近くの家では親戚や知人が集まり、愛する家族の死を悼んだ。そして、多くの人が怒りながら当局を激しく非難した。
「知事は助けに来ていたはずなのに、私たちが受けたこの助けは、この援助は何だったんだ。これが援助だというのか」と、犠牲者の親戚であるエドアルド・フアレスさんは語った。
メキシコのサルバドール・シエンフエゴス国防大臣は、17日に現場に到着。地元の人たちに謝罪し、事故の責任を取ると話をした。
「私たちはしなければならないことに対処し、力の限りを尽くしてこの不幸な事態を収拾するためにすべてを行います」と、シエンフエゴス国防大臣は報道陣に語った。
厚い砂ぼこりが原因?
シエンフエゴス国防大臣は、夜遅い時間とパイロットを「混乱された」厚い砂ぼこりが原因だとしたが、ヘリコプターの乗組員による「無謀さ」があったとは思わないと述べた。
この地震でメキシコシティと南部で約100万戸の住宅や企業が停電し、オアハカでは少なくとも50戸の住宅が損壊した。
メキシコシティと共に、同州は少なくとも471人が死亡し広範囲の被害をもたらした9月の地震に今も動揺している。
(執筆:ホセ・コルテス、マイケル・オーボイル、編集:マルゲリータ・チョイ、レスリー・アドラー)
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