メキシコ、軍用ヘリ墜落で13人死亡の大惨事 内相らが搭乗、地震被害視察後の着陸に失敗
[メキシコ、サンティアゴハミルテペク(ロイター)] - 地震の被害状況を視察していた高官らを乗せたメキシコの軍用ヘリコプターが、南部オアハカ州にある小さな町に墜落。子供3人を含む少なくとも13人が死亡した。州当局が17日に発表した。
メキシコの内相と州知事が乗っていたヘリは、16日に発生した強い地震の被害状況の視察を終えた夜、サンティアゴハミルテペクに着陸しようとした際、野原で2台のバンの上に墜落してしまった。
内相と州知事は無事
高官らは無事だったが、現場にいた12人は死亡。その後、病院でもう1人が死亡した。オアハカ州の検事総長事務局が声明の中で語った。さらに15人が負傷している。
現場で市民保護職員のルイス・カブレラは、当局は今もなお墜落の原因を調査中だと述べた。
マグニチュード7.2の地震で、震源地から約28マイル(45キロメートル)にあるサンティアゴハミルテペクが停電となり、町は16日夜、暗闇の中に残された。
ヘリに搭乗していたジャーナリストが現地のテレビ局に語ったところによると、ヘリコプターは住宅横の空き地の上を飛び、大きな砂ぼこりを上げながら不時着したという。