玄関の鍵が「子どもの見守り」になる仕掛け

ソニー子会社が手がける新サービスとは?

自分のスマホが鍵の代わりになる(写真:キュリオ)

ネットワークサービスを通じて部屋や建物へのアクセス管理を提供する製品・サービスにはフォトシンスの「アケルン」、ライナフの「ニンジャロック」などがあるが、アケルンはオフィスの施設管理、ニンジャロックは不動産管理ニーズやオフィス施設管理を主な市場ターゲットとしている。

キュリオも企業向けソリューションサービスを提供しているが、強みは一般コンシューマに向けでの圧倒的なシェアだ。これはソニーが100%子会社とし、IoT時代の新しい商品ジャンル開拓のために支配下に置くようになったこととも無関係ではない。

アケルンが3万8800円(税別)、ニンジャロックが4万8000円(税別)という中、1万7200円(アマゾン、税込み)という価格を実現できたのは、ソニーとの協業によってコンシューマ向け認知を素早く高められたことに加え、ソニーの持つハードウエア生産やセキュアネットワーク技術をそのまま活用できたことが大きかったという。その結果、一般コンシューマがスマートロックに何を求めるのかという、それまでに実証されていなかった情報を得たことで、その後の商品・サービスの企画へとつながった。

オプション利用で「アレクサ」とも連携

スマートロックは、スマートフォンで鍵の開け閉めなどができるものだが、スマートロック側にはスマートフォンによる開け閉めだけでなく、“物理的な鍵”で開け閉めした際にも履歴が残る。

キュリオハブの使用例(写真:キュリオ)

しかし、スマートロックそのものにはインターネットに接続する能力がない。Bluetooth Low Energy(BLE)を搭載しているが、スマートフォンからの直接の操作を行う機能しかもたない。その可能性を広げるためのオプション製品がキュリオハブだ。価格は8560円(税込み)で、スマートロック本体とセット購入してもライバルより安い。

このハブは無線LANでインターネットとつながり、スマートロックとインターネットの通信を仲介する役割を担っている。たとえばアマゾン「アレクサ」と連動し、音声制御で鍵を閉めることもできる。

スマートロックとキュリオハブを組み合わせることで、スマートロックは常時インターネットに接続される。スマートフォンから遠隔操作で自宅の鍵を制御できるのはもちろん、物理的な鍵の開け閉めが発生した際、スマートフォンにその時刻を通知させる機能が実現できるようになる。

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