通勤途中「雪の日リスク」を回避する方法5選 滑らずに歩くには、知識よりも意識が大事だ

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なんと、セーフティーグッズにもなるリュック。雪の日は積極的に活用していきたいところだ。

すべらない話5 雪かきは、上半身だけではなく全身を使う

無事に転ばず出社できたとしても、会社の玄関や駐車場、あるいは店舗前などに雪が積もっていて、「雪かき」をせざるを得ない人もいるはずだ。そんなときに覚えておきたい、雪かきのコツも伺った。

「必ず実践してほしいのが腕の力だけじゃなく、“体全体を使う”こと。スコップを持ち、ただ前かがみになって腕だけで持ち上げようとすると、ムダに体力を使います。それだけじゃなく腰を痛める危険性もある」(金田さん)。

そこで雪かきをするときは、足と腰の力も利用。背筋を伸ばしてヒザを曲げて、体全体を使ってスコップの雪を持ち上げるようにするのが正解だ。もちろん、ただやみくもにスコップを雪山につっこむのではなく、タテにしたスコップを雪面に垂直に入れて、ブロック上に切り分けてから投げ出す基本所作も忘れずに。

雪道とビジネスのリスクヘッジは共通する

最後に仕事がデキるビジネスパーソンの雪対策について触れたい。

まず、大雪の予想が出たら、「できる限り移動はしない」、致し方ない場合は「いつもより移動時間がかかると思って移動する」ことも当然イメージしておきたい。

「徐々に浸透していますが、ムリに出かけてケガをするほうが転倒事故のリスクになる。不要不急の場合は出勤や外出しないことを考えるべきでしょう。どうしても出かける必要があるときは、公共交通機関は遅れ、歩くスピードも遅くなるので、予定より早めに動くことが大事です。ようは『雪が積もったら、こうなるに違いない』と、事前に“予見”して動くことですよ」(金田さん)。

滑りにくい靴を用意するなど、「早め早めに準備をする」、凍結した雪道の歩き方など、「気を緩めずに、安心・安全を第一に決断をすすめる」、早めの移動など、「リスクを予見して、先回りして動く」――。

考えてみたら、雪の日の優れた立ち回りは、そのままプロジェクトマネジメントの基本にもあてはまりそうだ。どうせなら、そんな前向きなモチベーションで、雪の日の仕事を楽しむのもいいかもしれない。

箱田 高樹 カデナクリエイト

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はこだ こうき / Koki Hakoda

1972年新潟県生まれ。江戸川大学社会学部卒業後、カデナクリエイト入社。ビジネスマン向けの媒体を中心に執筆・編集を手掛ける。著書に『カジュアル起業~"好き"を究めて自分らしく稼ぐ~』、共著に『図解&事例で学ぶビジネスモデルの教科書』『クイズ商売脳の鍛え方』など。最新著に『課長・部長のための労務管理 問題解決の基本』(カデナクリエイト他著・マイナビ出版)。

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