「給与明細を隠す夫」に心を開かせる4つの技 「共働き夫婦」の妻は、この悩みが一番多い

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もし「本当に解決をしたい」と思って、FPではなく親戚筋に相談をするなら、むしろ「夫のご両親」に相談したほうが、解決につながると思います。ただしこの場合は、夫の両親の性格にもよりますし、文句を言われる覚悟で臨んでください。

一方、もし夫婦げんかになった場合でも、夫はいちいち親には相談しない人が大半です。そもそも子どもの前でおカネの話をする両親も少ないと思いますが、息子としての夫の両親ということになれば、母は専業主婦という家庭が多くなります。息子として母親を見ると、細々とした家庭のことは母がやるのは当たり前だと思っている男性が圧倒的です。そうした夫から「うちの母親は家事や料理は完璧だった。そのくらいできるなら、少しは住宅費以外も負担してもいいけど」と筋違いのことを言われ、悔しい思いをしている女性の相談者も少なくありません。

いずれにしても、すでに親の時代とはあきらかにライフスタイルが違っています。昔と比較すると、かえって問題をこじらせてしまいかねないのです。では、今の時代に合わせた、「より良い夫婦関係」を築くにはどうすればいいでしょうか。

「給与明細」を公開しただけでは、解決できない

今や、共働きは当たり前です。「人生100年時代」とも言われるなか、夫婦関係もそれにあわせて「大改革」をしないといけません。それには、やっぱり『夫婦の対話』が必要です。読者の方も「そんなの当たり前だろ」と言うかもしれません。しかし、現実はそう簡単ではありません。

女性からの相談を受けて、相談者の夫に話を伺うことも多いのですが、ほとんどの場合、双方とも「言ってもわからない」「話しても理解しない」という意見です。これではどこまでも平行線です。妻が夫の給与がわからない不満の根元は、「将来が不安」という意見が圧倒的に多いのですが、では夫が「給与明細」を見せれば、そうした妻の不安は消えるでしょうか。もちろん、答えはノーです。

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