GMバーラCEOが描くEV黒字化目標の賭け

GMの「秘策」とは?

 1月9日、2021年までに電気自動車(EV)事業を黒字に転換させるという大胆な公約をぶち上げが米ゼネラルモーターズ(GM)のメアリー・バーラCEO(写真)の成功の方程式とは。デトロイトで2018年1月撮影(2018年 ロイター/Rebecca Cook)

[デトロイト 9日 ロイター] - 米ゼネラルモーターズ(GM)<GM.N>のメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は、2021年までに電気自動車(EV)事業を黒字に転換させる、という大胆な公約を投資家に向けてぶち上げた。

バーラCEOが詳しく語っていないのは、その主要自動車メーカーもまだ成功に至っていないEV事業の黒字化を、GMがどうやって実現しようと考えているのか、という点だ。

2つの異なる事業を抱えることに

その答えは、独自のバッテリー技術、低コストで自由度の高い車体設計、そして中国を主要拠点とする大量生産に向けた、同社の「大きな賭け」だということが、GMや同社サプライヤーの現旧幹部6人、業界専門家6人に対するロイターの取材で明らかになった。

バーラCEOが描く野心的な黒字化目標を達成した場合、GMは2020年半ばまでに2つの異なる事業を抱えることになる。

つまり、北米でガソリンやディーゼルエンジンによるトラックやSUV、乗用車などの伝統的事業に注力する一方、中国を中心とするグローバルEV事業では、自動運転タクシーなど従量料金制サービスを手掛けるのだ。

今回の黒字化宣言は、消費需要というより政府の政策主導で動いてきたEV市場において、かなり思い切ったものだ。世界最大手のEVメーカーであるテスラ<TSLA.o>でさえ、EVの低価格化が進まず、四半期で10億ドル以上もの損失を計上している。

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