マイペース「一人っ子」との上手な付き合い方 何かを頼むときは「やり方は任せるよ」が有効
長子とは恋愛における相性もなかなか。世話を焼きたがる長子の行動特性は、親からかまわれてきた一人っ子としては、自然と受け入れられるものです。
一方、真逆の性格である中間子とは、仕事の面で補完し合えるといい効果が生まれます。人付き合いの達人に交渉事は任せて、自分は自分の作業をこなす、というふうに棲み分けられれば完璧でしょう。
一人っ子の人付き合いを一言で言い表すなら「ユニーク」です。子どものころから家の中できょうだいと接することなく育つので、彼らにとって「ひとり」は普通のこと。人に合わせるのも苦手で、そもそも人間関係・人付き合いへの意識自体が希薄です。
家庭の中で親という大人とじっくり関係を育んできた一人っ子は、マンツーマンの関係にはめっぽう強く、信頼した相手とはベッタリ付き合います。が、それ以外の他人に対しては極めてドライ。身内と認めた相手と、それ以外に対する距離感がまるで違うのです。
また人との距離の取り方も不慣れで独特。ずっと気のないそぶりをとっていたくせに突然距離を縮めてきたり、昨日まで仲が良かったのに突然音信不通になったり……。その振れ幅が、多くの人を驚かせますが、本人としてはいたって普通。
いかなるときもマイペースを崩さず、人間関係の機微や、人付き合いの常識が通じない相手ではありますが、もともとはたっぷり愛されて育った、クセのないまっすぐな性格。
「言わないとわからないけれど、言えばわかってくれる」が一人っ子との付き合い方の基本となります。
一人っ子にはこのひとことでうまくいく!!
1 褒めるとき:さすが!
まっすぐに個性を育まれてきた一人っ子を褒めるなら“らしさ”にフォーカスを当てるのが王道。「さすが!」「○○君らしいよね」といったフレーズで、自尊心をくすぐります。とても素直な彼らに対して、基本はシンプルに褒めるのが効果的。「助かったよ」と感謝を述べたり、「うらやましい」と羨望をアピールしたりすることは、人間関係センサーの鈍い彼らには、残念ながら効果がありません。
2 しかるとき:何がダメだったと思う?
マイペースでマイルールな一人っ子にはまず、「なぜしかられたのか」を腹落ちさせる必要があります。一方的にしかるというよりはこんこんと説明する、納得するまで考えさせる作業になります。が、ひとたび納得すれば素直に行動を改めるはずです。「しっかりしろ」とプレッシャーをかけたり、「できると思うから言うんだ」と期待をかけたりする言葉は、例によって、「はぁ……?」とスルーされてしまいます。
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