トランプが暴露本「炎と怒り」に激怒するワケ 内容を否定、自身を称して「安定した天才」
[ワシントン、1月6日(ロイター)] ドナルド・トランプ米大統領は1月6日、彼が精神的に大統領という職務に不適合だというマイケル・ウォルフの批判を否定し、自身の実業家としての経歴や選挙での勝利は「非常に安定した天才」であることの証だとツイートした。
トランプ政権の1年目のほとんどの期間を通じて、ホワイトハウスの広範囲にアクセスを許可されていたウォルフは「トランプは大統領に適していない」と自身の著作を推奨しながら言った。6日に放送されたインタビューで、ウォルフはBBCラジオに対して、同著作は「この大統領任期を…ゆくゆくは終わらせるであろう見識と理解」を作り出していると話した。
一連の異常な投稿で反撃
トランプは翌日の朝、ツイッターへの一連の異常な投稿で反撃した。これには彼の側近の何人かは、油断していたところを襲われたかのようだった。
Now that Russian collusion, after one year of intense study, has proven to be a total hoax on the American public, the Democrats and their lapdogs, the Fake News Mainstream Media, are taking out the old Ronald Reagan playbook and screaming mental stability and intelligence.....
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年1月6日
トランプは、民主党の批評家や米国のニュースメディアは、他のやり方では彼を引きずりおろすことができないために、「昔のロナルド・レーガンの脚本を持ち出して、精神的安定性と知能について叫んでいる」と話した。1981年から1989年まで米国大統領を務めた共和党員のレーガンは、1994年にアルツハイマー病と診断され、2004年に死亡している。
「実のところ、人生を通して、私が持つ2つの最上の資質は精神的安定性と、なんというか、とても賢いということだった"Actually, throughout my life, my two greatest assets have been mental stability and being, like, really smart,"」と、前リアリティ番組スターであり不動産デベロッパーであるトランプはツイートした。