トランプが暴露本「炎と怒り」に激怒するワケ 内容を否定、自身を称して「安定した天才」

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「私は非常に成功したビジネスマンからトップのテレビスターになり…そして米国大統領になった(初めての出馬で)。これは賢いのではなく、天才に値すると私は思う。それも、いろいろ考え合わせると非常に安定した天才だ!"I went from VERY successful businessman, to top T.V. Star ... to President of the United States (on my first try). I think that would qualify as not smart, but genius ... and a very stable genius at that!"」

トランプが猛反発したことが、かえって大きな宣伝効果になっているようだ(上の書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

71歳のトランプ大統領はメリーランド州キャンプデービッドにある大統領別荘からこのツイートを投稿した。トランプ大統領は、同別荘で、本年の法的協議事項について共和党の国会指導者、多数の官僚らを集めて会議を行っていた。

ウォルフの著作『炎と怒り: トランプのホワイトハウス、その内幕"Fire and Fury - Inside the Trump White House"』には、混沌としたホワイトハウスのリーダーを務めるトランプの焦点が定まらず、準備不足で取るに足らない様子が描かれている。

会議の後にキャンプデービッドでレポーターからの質問に答えるトランプは、ウォルフのことを「ペテン師(fraud)」と呼び、同書は「完全なる作り話(a complete work of fiction)」「私はこれを侮辱と考える(I think it's a disgrace)」と話した。

インタビューされていたとは知らなかった可能性

トランプ大統領はウォルフに同著作のためのインタビューを許可したことは一度もないと話し、大統領が「だらしのないスティーブ(Sloppy Steve)」と呼ぶ前顧問スティーブ・バノンがウォルフにホワイトハウスへのアクセスを許可したと責めた。なお、ウォルフはトランプと話をしたものの、同大統領はインタビューされていたとは知らなかった可能性があると話した。

大統領の一連のツイートは、民主党員のヒラリー・クリントンを破った2016年の大統領選挙の間に、彼または彼の補佐官らがロシアと共謀していたかどうかの連邦捜査の最中にあって、ニュースメディアによる彼曰く"不公平な扱い"に対するフラストレーションの表れでもある。

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