トランプが暴露本「炎と怒り」に激怒するワケ 内容を否定、自身を称して「安定した天才」
ジョン・ケリー大統領首席補佐官は、トランプの朝のツイートについて何も知らなかったとキャンプデービッドでレポーターに話した。ケリーはトランプに怒った様子はなく、5日金曜日の夜には彼は議員らとともに伝説的なサーカス興行師であるP・T・バーナムについての新しい映画「グレイテスト・ショーマン」を観たと話した。
ロシアに関する捜査から自身を救出しないようトランプの補佐官らがジェフ・セッションズ司法長官に圧力をかけたというニューヨークタイムズの報道について質問されたトランプは、「私が行ったことはすべて100%適切だった」と発言した。
セッションズの司法長官としての実績をしばしば批判してきたトランプは、それにもかかわらず彼を支持すると話した。セッションズは週末、別荘には招待されなかった。
トランプは子どもみたいだ
トランプが職務の2年目を始めるちょうどその時に現れたウォルフの著作は、トランプと彼の補佐官らにとって、さらなる衝撃となった。
著者のウォルフは5日金曜日、NBCニュースに対して、「ホワイトハウスのスタッフはトランプを子どものように扱っている」と話した。
「誰もが話し、誰もが共通して持っている一つの描写とは、トランプが子どもみたいだということです」と、ウォルフは話した。「そして彼らが意味しているのは、トランプがその場での満足感を必要とするということです。それが彼のすべてです。この男はものを読まず、話を聞きません。彼はピンボールのように、ただめっぽうに撃ちまくっているだけなのです」。
トランプは1月12日に自身の大統領任期で初めてとなる健康診断を受けることになっている。この検査は12月7日、米国がエルサレムをイスラエルの首都と認定することを発表したスピーチの一部が不明瞭であった際、トランプの健康に関する疑問が持ち上がった後に公表された。
ホワイトハウス高官らとトランプを明確に支持する者たちは、ウォルフの信頼性に対する疑問を浮上させるべく、活動を始めている。ホワイトハウスのスポークスマンであるサラ・サンダースは、同著作には「間違いに続くさらなる間違い(mistake after mistake after mistake)」が含まれていると話していた。
(執筆:スティーヴ・ホーランド、補足:メリーランド州キャンプデービッドのジェームズ・オリファント、編集:リサ・フォン・アーン ビル・トロット)
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