もし米朝戦争になったら勝つのはどっちか?

ソウル・東京核攻撃で死者は最大210万人に

金正恩委員長が視察した朝鮮人民軍の軍事演習(写真:KCNA/新華社/アフロ)
単純な軍事力の比較ならアメリカが北朝鮮を圧倒するが、楽勝とはいかない。ジョン・ホルティワンガー氏のリポートをお届けする。

北朝鮮が11月29日、ワシントンさえ脅かしそうなICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射したことで、米朝戦争の可能性は日増しに高まっているようにみえる。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら

北朝鮮の金正恩党委員長とドナルド・トランプ米大統領はここ数カ月、今度手を出したら互いを「完全破壊」すると威嚇し合ってきた。そこへ北朝鮮が「アメリカ本土全域を攻撃できる」新型のICBMの発射実験をしたことで、トランプ政権は再び武力行使の選択肢を検討し始めている。

こうなるとアメリカ人も今年ずっと恐れてきた疑問に向き合わざるを得ない。もしアメリカと北朝鮮が戦争になったら、どちらに勝ち目があるのか。

軍事力ランキングではアメリカ1位、北朝鮮23位

アメリカと北朝鮮は数十年にわたり敵対し、万一の軍事衝突に備えて大量の兵器を備蓄してきた。もし軍事衝突が現実のものになれば、米朝は次のような現実に直面するだろう。

軍事力で上回るのは?

米軍は世界最強で、北朝鮮を圧倒するのは間違いない。だからといって、軍事衝突でアメリカが容易かつ速やかに北朝鮮を倒せる保証はない。

世界133カ国・地域の軍事力をランク付けしている米「グローバル・ファイヤーパワー」(GFP)によれば、2017年度版の1位はアメリカで、北朝鮮は23位だった(同ランキングは、人員、兵器の種類、地理的要因などを含む50以上の要素を総合評価したもの)。

次ページ空軍力ではアメリカが北朝鮮を圧倒
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
  • この新車、買うならどのグレード?
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • ポストコロナの明るい社会保障改革
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スペシャルインタビュー<br>元ラグビー日本代表・畠山健介

今年から米メジャーリーグ・ラグビーのチームに所属、華やかな選手生活とは裏腹に幾多の葛藤を乗り越えてきた畠山選手。「ラグビーファンの拡大には、リーグのプロ化が不可欠だ」。新天地にいる今だから見えてきた日本ラグビー改革論を熱く語ります。