住宅密集地の真上を飛ぶため、落下物に対する住民の不安は高まる。KLMやANAの部品落下からまもない10月9日、品川区で開かれた新ルートへの反対集会には想定を7割上回る340人が集まった。「こんなに集まるなんて」。主催者の一人、大田区に住む岩井京子さんは驚いた。
落下物は飛行機部品だけではない。機内で使用した水を上空で排出し、それが氷塊となることがある。高い高度を長時間飛行する国際線では特に生じやすい。
成田空港周辺では過去10年で部品や氷塊など19件の落下物を確認。車や家の屋根などに破損被害が出ている。全国での部品脱落は、過去8年間で国内航空会社だけで451件。報告義務のない外資系を含めると、相当数に上るとみられる。
騒音は走行中の地下鉄車内と同じレベル
「実際に飛ばし始めたらいろいろなことが起こるだろう」。元運輸事務次官の黒野匡彦・運輸総合研究所会長はそうつぶやく。落下物以上に住民の反発が予想されるのが、騒音だ。
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