象徴的なのはソニーである。スマートフォン向けのイメージセンサーが好調で、期初に5000億円だった2018年3月期の予想営業利益を10月31日に6300億円に上方修正した。同最終利益を2550億円から3800億円へ上方修正、10期ぶりに過去最高益を更新しそうだ。
「エレクトロニクスの中枢部分である半導体、液晶、テレビ、パソコン、スマートフォンで日本メーカーは惨敗したが、その周辺分野で非常に強いプレゼンスを持っている。その象徴がソニー。イメージセンサーという周縁分野で世界的に高いシェアを持っている」(武者氏)
好業績はソニーに限らない。11月2日には総合商社の三井物産が上方修正。航空大手の日本航空とANAホールディングス、鉄道大手のJR東日本、私鉄大手の東武鉄道、衛生陶器最大手のTOTO、建設機械世界2位のコマツなど幅広い業種の大手企業が通期見通しを上方修正している。
日を追うごとに業績見通しが改善
東洋経済の調べでは、今期の予想営業利益は全上場企業合計で、6月時点では前期比8.2%増益予想だった。それが9月には9.3%増益予想に、11月頭には10.3%増益予想と、日を追うごとに業績見通しが改善してきている。
外部環境の良さも否定できない。まず、世界中の景気が良い。2016年9月以降、日米欧中の景況感指数は目安の50を超えている。世界同時好景気を受けて、米国、英国、ドイツ、韓国、インド、ブラジル、フィリピンの株価指数が史上最高値を更新しているほど好景気だ。
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