2800万を数日でゼロにしかけた株投資の罠

慢心、油断、没頭が5つのリスクを招いた

元手60万円を7年で3億円に増大させた投資家が過去の大失敗を明かします(写真:AH86 / PIXTA)

トランプ大統領の誕生が決定した2016年秋以降、大きく値上がりした株式市場。継続して株式投資に取り組んでいる人の中には、それなりの利益を出している人も少なくないでしょう。

利益が出ても油断は禁物

一方、このようなときほど、罠にはまって大きな損失を出す可能性があります。拙著『日本株 独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法』で解説しているように、私はサラリーマンから専業投資家に転じるほど株式投資の知見を持っていますが、過去にはありえない失敗で破産寸前の事態に陥ったことがあります。ベテランでもはまりやすい罠に見事に落ちてしまったのです。

私は、リーマンショックで金融資産を60万円まで減らしながら、その後、相場のリバウンドなどに乗って資産を増やし、2010年秋の金融資産は1000万円くらいになっていました。問題はその後です。

2011年当時、私はサラリーマンをしながら株式投資をしていました。基本的には同時に5銘柄を中期的に保有するとともに、短期の売買によって値幅取りを併用するのが投資スタイル。銘柄を絞り込んだのは、自分には扱いきれないと考えたからです。

私が、その頃に大きく利益を出した銘柄はパソコン製造販売を行っているMCJとアイフル。詳細な数字の分析によって割安感が出ていることを見つけたり、株価が動く要因となるニュースを集めたりという見立てに沿って株を売買したのですが、見事に予想が的中したことで、短期間のうちにこの2銘柄だけで合わせて900万円近い利益を出しました。

この時点で有頂天になっていた私は、「もっと儲けてサラリーマンを辞めてやろう」と考え、次の銘柄を仕込むことにしました。それがJトラストです。当時、企業買収や債権買い取りなどの手法で収益を急激に伸ばしていました。

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