日本株は「大きな転換点」にさしかかっている 相場の神様が語った「針の落ちる音」とは

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株は「丁半博打」ではない。相場の神様が語った「針の落ちる音」とは?(写真:stock_pix/PIXTA)

「桐一葉落ちて天下の秋を知る」――。わずかな前兆を見て、その後に起こる大事を察知すると言うことわざだが、これは立花証券の創業者の故石井久氏(1923-2016)が、若いころ、株式新聞社の記者時代に石井独眼流のペンネームで、1953年(昭和28年)のスターリン暴落を当てた時の記事の大見出しだ。

「権利落ち」を早めに埋めた、相場の意外な強さとは

その後石井独眼流は相場の神様とも最後の相場師とも称されたが、今年4月に92歳で亡くなるまで40年以上に渡って薫陶を受けた筆者の師である。

師は晩年、同じ意味の「針の落ちる音を聞け」と言っていた。さらにわかりやすく言えば、チャンスや危険は音もなく忍び寄ってくるということなのだが、今がまさにその時期なのかどうか。昨今の動きの中で探った。

先月9月27日(3月期末に本決算のある企業などを中心に、配当の権利がとれる最終日)の、海外を含む相場環境の中での日経平均139円高は「予想外」の強さだった。権利落ち日だった28日の218円安は、当日の環境と権利落ち分推定115円を考えるとほぼ予想通りだったが、翌29日の228円高は再び「意外」な強さを示した。

権利落ちを1日で埋めると「相場は強い」(上昇する)とよく言われる。今回は1日で埋めることは出来なかったが、10月4日の「意外」な円安で、日経平均の引け値は1万6735円65銭となり、明確な権利埋めとなった。

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