パソコンは日本語をどう変えたか 日本語処理の技術史 YOMIURI PC編集部著
日本語は難しい。一つの言語を表記するのに、ひらがな、カタカナ、漢字と3種類もの文字を必要とする言語など他にはない。アメリカ生まれのコンピュータが日本に登場した頃はカタカナでの処理がやっとで、「コンピュータで漢字を扱えるようにするか、日本人が漢字を捨てるか」と危惧する声もあったという。
本書は日本のコンピュータ黎明期に、最大の難関だった「日本語処理技術」に挑んだ開発者たちの奮戦記。パソコンのおかげで漢字力は低下したのか、携帯電話の絵文字は表現にどんな影響を及ぼしたのかなど日本語能力の問題も検証しながら、技術者たちの努力と苦心、情熱をたどり、日本語からみたパソコン技術の進化をつづっている。
ブルーバックス 945円
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