ココロオドル仕事を見つける方法
「ココロオドル仕事がしたい」
「死んだ魚のような目をして、電車に揺られる人生は送りたくない」
ずっと、そう思ってきました。この連載では、ずっと“ココロオドル仕事”をしている方との対談をお送りしてきました。
このたび、貴重な機会をいただいて、「ココロオドル仕事……つまり、自分に合っていて、楽しくて、人から求められるような仕事」を見つけるための方法を書いた本を出すことになりました。
その記念として、
・私自身が、どうやってココロオドル仕事を見つけたのか?
・どうすれば、ココロオドル人生を送ることができるのか?について、本の中から抜き出しながらつづります。
その前に少し、私自身の自己紹介をさせてください。京都大学経済学部を卒業して、ゴールドマン・サックス証券株式会社に就職しました。
退職後は、フェイスブック ジャパンに入社、その後、ウォンテッド株式会社代表取締役CEOとして、フェイスブック上で採用活動をするためのソーシャルリクルーティングサービス「Wantedly(ウォンテッドリー)」を運営しています。
大学卒業からわずか2年後の24歳で会社を辞めて起業をしたからか、「その歳で、もう天職を見つけたんですね」と言われることがあります。
でも私は、「これが自分の天職だ! これをやろう!」と思ってウォンテッドリーを始めたわけではありません。最初から「ウェブサービスを作ろう!」と決めてゴールドマン・サックスを辞めたわけでもありません。
「SNSがはやるから、そこで何かやれば儲かるに違いない!」なんて思ったことも、ましてや「就職活動のやり方を変えたい」という熱い思いを持っていたわけでもありませんでした。私がゴールドマン・サックスを辞めて、スタートアップに踏み切るまで、紆余曲折がありました。
では、最初にスタートアップに至るまで何をしてきたのか、ということについてお話しようと思います。
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