バルミューダ寺尾玄「もうNIKEしか履かねぇ」 熱き「家電の風雲児」が思わず宣言した理由
もうナイキしか履かねぇ!
――『シュードッグ』を読んでみて、どうでしたか?
感動しました。あまりの感動にツイッターでこう宣言しました。「俺はもうナイキしか履かねぇ!」って(笑)。
この本は、冒頭と最後で、著者が自身の気持ちや考えを率直に書いています。それが尋常でないほどすばらしかった。まず冒頭の「夜明け」の章では、24歳の若きフィル・ナイトがランニングをしながら、こう宣言します。
「私は世界に足跡を残したかった。私は勝ちたかった。いや、そうじゃない。とにかく負けたくなかったのだ」
このあとにもすごい言葉がある。
「世界は戦争や苦痛、貧困に溢れていて、単調な毎日は心身を消耗させ、不公平なことばかりだ。そんな中でのただ一つの解決策は、けた外れに大きくてあり得ない夢、追い求める価値があり、自分に見合った楽しい夢を見つけて、アスリートのように一心にそれを追い求めることだ」
私も若いころからそう思っていた。いずれも共感しました。そして一番感動したのが、「夜」の章にある次の言葉。


















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