ナイキ創った「ダメ男」、フィル・ナイトの魅力 ほぼ日CFOが語る「圧倒的リアリティ」とは?
――この本とどう出会ったのですか。
ハブスポットという会社をご存じですか? アメリカのボストンにある、「インバウンドマーケティング」というウェブ上のマーケティング支援を行っている会社です。縁あって「ほぼ日」は数年前からこの会社と交流があり、ちょうど1年くらい前、CEOのブライアン・ハリガン氏が来日したときに、彼にお会いしたんです(そのときのほぼ日糸井重里氏との対談はこちら)。
決して読み終えたくない本
彼が読書家だということは以前から知っていたのですが、その彼が「僕はすごくたくさん本を読むけど、なかでもこれはすごくいい!」といって熱く薦めてくれたのが『Shoe Dog』だったんです。
一緒に食事をしていたときだったと思うのですが、その場で「わかりました。すぐ読みます!」と言ってキンドルで買いました。
英語だし、まとまって読む時間も取れないし、読み終えるのに2週間くらいはかかったと思うのですが、読み終えるときはとても名残惜しく、「ああ終わってしまう」というさみしい気持ちになりました。お気に入りの連ドラが終わってしまうような感じでしたね。
――原書が出たのが2016年の4月でした。それから半年くらい経って、この本への評価が高まっているときですね。
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