年収5000万円もザラ、米AI人材のヤバい報酬

シリコンバレーでもAIがわかる人材は希少

グーグルなど大手IT企業はAI人材の獲得に躍起だ(写真:Christie Hemm Klok/The New York Times)

人材獲得競争で、シリコンバレーにあるスタートアップ企業は、業界の大手企業よりもこれまでつねに有利な立場にあった。就職の際に自社の株式を提供し、「会社が成功したら、その株式であなたは金持ちになれる」と言うことができたからだ。

しかし、その有利な立場も、テクノロジー業界が人工知能(AI)を取り込もうと競う中で弱まりつつある。少なくとも、AIに非常に詳しい人材に関しては――。

驚くほどの給料を支払っている

業界の大手企業は人工知能に大きく懸けており、顔認証のスマートフォンや対話型スピーカーから、医療のコンピュータ化や電気自動車まで、さまざまなものへの応用に期待を寄せている。こうした未来を描く中で、これまで最高の人材には堂々と惜しみなく大金を提供してきた大手企業も、さらに驚くほどの給与を支払い始めている。

大学で博士号を取得したばかりの人や、それほどの学歴がなく仕事の経験も数年程度の人であっても、AIの専門家であれば年間30万~50万ドル(約3300万~5500万円)、あるいはそれ以上の給与と会社の株式を手にすることができる。この数字は、大手テクノロジー企業に勤める人、あるいはそうした企業から仕事の誘いを受けた人、合計9人に話を聞いた結果得られた。9人全員が、今後のキャリアに影響しないよう匿名を希望した。

AI分野でよく知られている人々は、4~5年間の給与と株式を合計した報酬額が100万ドル台、あるいは1000万ドル台だった。どこかの時点で、彼らは契約を見直したり、交渉し直したりしている。まるで、プロのスポーツ選手のようだ。

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