英語が下手でもシリコンバレーで戦える! 日本のベンチャーが抱える”3つの課題”

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「マインド」はシリコンバレーにむけてほしい

とはいえ、日本の20代の起業家にいきなり世界を目指せというのは、実体験上、酷なところがある。だけれど、「マインド」はしっかりとシリコンバレーや世界のトレンドを把握してほしいと思っています。まず、把握して、次にどうするのか――ということを考えてほしいです。現状は、把握すらできていないと感じますから。テッククランチなどの記事でファクトは知っているけれど、その先のことまで想像力を働かせていないように映ります。

伊佐山:誰もがシリコンバレーで起業する必要はないし、誰もがグローバルを目指してビジネスをする必要もない。だけれど、最初から目線が低いと、そこから上げて行くのは大変です。ある程度まで目線を高くしておき、そこにどうやって行くかをプラニングするだけで全然違う。国内市場のみで展開を考えたサービスやプロダクトを海外展開に変えるのは難しいから、最初から世界基準のUI(ユーザーインターフェイス)から考えていく、ということが必要なのです。

高校の同級生の入山章栄・米ニューヨーク州立大学バッファロー校助教授が日経ビジネスオンラインで書いたコラム「真に『グローバル』な企業は日本に3社しかない」ではないですが、結局、日本でグローバルだと思っていたのが実は違うというように、日本ではまだ本当の「グローバル化」などを知ることができていなかった。

WiLを通じて日本とシリコンバレーをつなぐ中で、こうした今、世界のベンチャーシーンの最先端で何が起きているかということを知らせ、そして実際に若い起業家から大企業の人たちがシリコンバレーを訪れる機会を作り、最新のイノベーションの現場のやり方を教えることで、目線を高くまで引き上げられたらと思います。

本連載の筆者・伊佐山元氏の書籍『シリコンバレー流世界最先端の働き方』(中経出版)が発売中。シリコンバレーの働き方を「スタイル(流儀)」「ビジョン(志)」「アイディア(発想)」「プリンシプル(行動)」など6つのテーマに分けて、自身の経験をベースに紹介されています。

(構成:山本智之、撮影:梅谷 秀司)

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