トヨタ「ハイラックス」が映す若者開拓の糸口 復活のピックアップに20~30代が飛びついた

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オフロードセクション

オフロードではその印象がさらに強まる。試乗会場に設けられたセクションでは、強靭なラダーフレームとストロークの長いサスペンション、ローレンジを持つパートタイム式4WDシステムが持つポテンシャルの一端を確認できた。一方で、電子制御による駆動力調節などはないから、持てる能力を生かせるかはドライバー次第なのである。

それでいてエアコンやカーナビなどの快適装備はもちろん、前述したように安全装備も用意されている。しかも故障のしにくさなど信頼性では世界一といわれることが多いトヨタブランドであり、アジアやアフリカなど新興諸国での実績もある。こうした要素から、運転していて絶大なる安心感が伝わってくる。日々のパートナーとして付き合うとき、この点は重要だ。

若者のクルマ離れに対する特効薬となるか

トヨタの若者向けプロジェクトとしては、9月に発表されたスポーツブランド「GR」があるが、現在の若者の嗜好性は多様化。すべてのクルマ好きがスポーツカーやレースにあこがれるわけではないと感じている。一方でまもなく新型が発表される「センチュリー」やスズキ「ジムニー」には、インターネットを見るかぎり若年層も注目しているようだ。

若者のクルマ離れに対して、ハイラックスは特効薬の一つになるのではないか。現代の乗用車が失ってしまった「自動車らしさ」を色濃く残したピックアップのステアリングを握りながら思った。

森口 将之 モビリティジャーナリスト

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もりぐち まさゆき / Masayuki Moriguchi

1962年生まれ。モビリティジャーナリスト。移動や都市という視点から自動車や公共交通を取材。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。著書に『富山から拡がる交通革命』(交通新聞社新書)。

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