「写真」から「印刷」へ、コダックの再出発 チャプター11を脱却

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印刷関連の事業展開に自信

コダックのアジア太平洋地域マネージングディレクター、ロイス・レベーグ氏(=タイトル下写真=)は、「製品パッケージ、新聞、雑誌など、世界で印刷される3枚に1枚には我々の技術が使われている。また、従来のオフセット印刷を代替し急速に成長しているデジタル印刷の分野でも新しいビジネスが生まれている」と印刷関連の事業展開に自信を見せる。

写真フィルム全盛期に覇権を争った富士フイルムは、市場の縮小を受けて医薬・化粧品といった新分野を育成し、多角化に一足早く成功している。コダックもまた、チャプター11適用を経て印刷分野中心のBtoB企業として、再生の道を探っている。新技術の登場で主軸事業の市場がなくなるという大きな変化を経て、かつての写真フィルムの雄は、新たな道へと歩み出した。

島 大輔 『会社四季報プロ500』編集長

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しま だいすけ / Daisuke Shima

慶応義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。総合電機メーカー、生活実用系出版社に勤務後、2006年に東洋経済新報社に入社。書籍編集部、『週刊東洋経済』編集部、会社四季報オンライン編集部を経て2017年10月から『会社四季報』編集部に所属。2021年4月より『会社四季報プロ500』編集長。

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