「都知事辞任→初の女性首相」という仰天野望

1994年の「新進党」とソックリの流れに

これについては小池知事自身が27日夜に各局の番組に出演し、「都知事として頑張っていくということは、昨年291万票をいただいたみなさんの声だとちゃんと認識している」と述べ、都知事辞職と国政進出をきっぱりと否定した。

しかし、小池知事の言葉を額面通りに信じていいのだろうか。

変わり身の早さと口先のうまさ

小池知事は8月に「国政は若狭に任せた」と言いながら、9月25日には若狭議員らが作成した政策をあっけなく“リセット”し、自分で書き直した上で国政政党の代表に就任している。また、公明党が「国政に関与したら都議会での連携を解消する」と警告していたにもかかわらず、いとも簡単にそれを破った。その挙句、「(首班指名には)山口那津男(公明党代表)さんがいいと思う」とまるで公明党にすり寄るような発言を行い、公明党幹部を激怒させている。

希望の党には、いろいろな思惑を持った人たちが集まっている(写真:日刊現代/アフロ)

そもそも、変わり身の早さと口先のうまさは小池知事の大きな特徴である。それゆえに25年間、永田町をわたり歩くことができた。“途中入社”の自民党で党3役の総務会長まで務め、環境相や防衛相まで歴任できたのは、天性ともいえる変わり身の早さと口先のうまさのためだ。

2つ目の「吸収合併説」は半分当たりで半分はずれのようだ。民進党は27日午前に、衆議院選挙に出馬予定者の各陣営に「ポスターやビラなど選挙用の宣伝物の作成を28日夜まで止めるように」と伝達した。すなわち希望の党への合流話が進行しているため、正式な結論が出るまで待て、という意味だ。

また民進党の衆議院議員は党籍を残したまま、希望の党から出馬することがほぼ確定したと報じられた。ただし前原代表自身は、無所属で戦うという。情報は錯綜している。

ところが小池知事は「党籍を残したまま、希望の党から出馬」という手法には反対している。27日夜のBS番組で「ひとりひとりこちらが仲間として闘えるかどうか決めさせてもらう」と明言。「安全保障と憲法」で判断するという。この踏み絵を踏ませるような言葉は、希望の党への参加に賛成していない民進党の議員たちを激怒させている。

「これはちょっと新進党結党の時に似ていないか」

民進党のベテラン秘書が筆者にこう話しかけてきた。新進党は1994年、新生党、民社党、公明党、日本新党などが合流して結成された。この舞台の中心となったひとりが、参議院から衆議院に転出したばかりの小池知事。そして影から一連の動きを演出していたのが小沢氏で、演じている役者が同じというわけだ。

さらにもうひとつ、共通点がある。それは2段階方式による合流だ。

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