仕事のできない人は決算の読み方を知らない 「説明会資料」でビジュアルに把握せよ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そのうちヤフーのスマホアプリ経由で1日1回以上閲覧した利用者を示す、アプリ合算の「デイリーアクティブユーザー数(DAU)」も、過去最高の4000万超にまで拡大しています(図表⑦)。スマホ対応に加え、アプリ対応も順調に進んでいるといえます。スマホ対応に遅れ、苦戦が続くポータルサイトが多い中、ヤフーのメディア事業は健闘しており、ヤフーを利用するユーザーが増えているため、広告の売り上げも増加を続けているのです。

(図表⑦)スマホ対応に加え、アプリ対応も順調とわかる

決算書を読めればキャリアにも変化

私はこのようにして、決算説明会資料を中心に、気になる企業の決算を1社15分ほどで読む習慣を続けています。もちろん会計初心者の方は、いきなり資料を眺めても数字の背景をイメージすることは難しいでしょう。どんな指標が重要なのか、ビジネスモデルは何か、競合他社と比較した場合の立ち位置はどうか――。これらは決算を読む習慣を続けるうち、徐々に視点が広がっていくものです。

大事なことは、決算を読む習慣を続けることです。企業の決算を読めれば、同業他社の分析を自社のサービス向上に生かしたり、自身の転職につなげたりすることができ、キャリアにも変化がもたらされるはずです。その入り口となるのが、決算説明会資料なのです。

シバタ ナオキ SearchMan共同創業者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

しばた なおき / Naoki Shibata

2009年、東京大学工学系研究科博士課程修了(工学博士、技術経営学専攻)。元・東京大学工学系研究科助教。2009年より米スタンフォード大学客員研究員。楽天(2009年まで執行役員)を経て、2011年、米シリコンバレーでSearchMan創業。Webコンテンツ「note」の「決算を読めるようになるノート」(https://irnote.com/)を連載中。連載をまとめた『MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣』を7月発刊。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事