仕事のできない人は決算の読み方を知らない 「説明会資料」でビジュアルに把握せよ
スマホ対応で広告も健闘
一方で成長率が鈍い広告事業はどうでしょうか。ヤフーといえばポータルサイトの集客力が売りであることは、多くの人が実感として知っているはずです。実際にヤフーは、その集客力を武器とした広告事業が長らく業績の牽引役でした。
しかしネットサービスの主戦場は、パソコンからスマホに移行。スマホはパソコンよりポータルサイトの立場が弱く、ポータルサイト運営企業にとってその環境変化は逆風でした。そこでヤフーが進めているのが、先ほどのショッピングなど成長事業の強化と、広告事業のスマホ対応によるテコ入れです。決算説明会資料には、1日当たりの閲覧数を示す「デイリーユニークブラウザ(DUB)数」において、スマホ経由が6000万超と、割合でいうと66%にまで伸びていることがわかります(図表⑥)。
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