仕事のできない人は決算の読み方を知らない 「説明会資料」でビジュアルに把握せよ

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(図表⑤)ショッピングの取扱高増加がショッピング広告の売り上げ増につながっている

スマホ対応で広告も健闘

一方で成長率が鈍い広告事業はどうでしょうか。ヤフーといえばポータルサイトの集客力が売りであることは、多くの人が実感として知っているはずです。実際にヤフーは、その集客力を武器とした広告事業が長らく業績の牽引役でした。

しかしネットサービスの主戦場は、パソコンからスマホに移行。スマホはパソコンよりポータルサイトの立場が弱く、ポータルサイト運営企業にとってその環境変化は逆風でした。そこでヤフーが進めているのが、先ほどのショッピングなど成長事業の強化と、広告事業のスマホ対応によるテコ入れです。決算説明会資料には、1日当たりの閲覧数を示す「デイリーユニークブラウザ(DUB)数」において、スマホ経由が6000万超と、割合でいうと66%にまで伸びていることがわかります(図表⑥)。

(図表⑥)スマホ経由の閲覧者は6割以上に伸長
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