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スタンガンは「安全な制圧方法」とはいえない 警察が使用したケースで全米1005件の死亡例

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地元当局の検死官は、トムさんの死因について、「司法当局の介入」を受けた心停止により、脳への酸素が不足したことによる「複合的要因」だと結論付けた。また、第1の要因として、スタンガンの使用をあげた。

シュロック家は、地元警察とテーザー銃の製造元、テイザー・インターナショナルを提訴。スタンガンは本質的に危険なものであるのに対して、警察当局が、精神的な問題を抱えた人に使用するリスクについて、警察官への十分な訓練を怠ったとして、賠償を求めた。

50万ドルを家族に支払うことで和解

地元自治体は、50万ドル(約5500万円)を家族に支払うことで和解した。スタンガンの製造元を相手取った訴訟は6月に棄却された。和解金が支払われたかは明らかになっていない。

全米で警察によるテーザー銃の使用が広まるなか、シュロックさんの事件のような展開は、ありふれた話になりつつある。それは、テーザー銃の使用により意図せぬ死者が出て、損害賠償請求が行われる、というものだ。

だが、精神症状のある患者が死亡し、複合的死因についての捜査が行われ、この銃使用の正当性について議論が交わされた今回のような事案は、より深い現実を反映している。

トム・シュロックさんの悲劇は、これまで全米でテーザー銃によって引き起こされた多数の死亡例の中の1つに過ぎないことが、ロイターが行った、同型スタンガン使用による死亡事故と訴訟についての過去に例のない調査によって明らかになった。

ロイターの調査によれば、警察がテーザー銃を使用した後で対象者が死亡する事故が全米で1005件起きていた。ほとんどが、2000年代の初頭以降に発生している。この調査は、同スタンガンを巡る死亡例調査では、これまでで最も網羅的なものだ。

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